九州女子大学・九州女子短期大学研究者総覧

氏名 かしざわ ようこ
樫澤 葉子
KASHIZAWA, Yoko
職名 准教授
所属 人間科学部人間発達学科人間基礎学専攻
主要担当科目 日本の文学、日本古典文学史2、日本古典文学、文献講読B、言語表現研究
現在の専門分野 日本近世文学
経歴
最終学歴 九州大学大学院文学研究科国語学国文学専攻修士課程修了(1988年)
学位 文学修士
職歴 九州女子大学講師(1990年〜1994年)、助教授(1994年〜2007年)、現職(2007年〜)
学会及び社会における活動状況
主要所属学会 日本近世文学会、西日本国語国文学会
研究活動
(1) 研究題目 浮世草子末期から読本初期における怪談本・奇談本の研究
研究の要旨 特に、中国白話小説には直接に影響を受けなかった怪談本・奇談本の研究。「近世期における怪談集・奇談集の研究」で平成5年度文部省科学研究費奨励研究(A)を、「吉文字屋本についての研究」で平成6年度文部省科学研究費奨励研究(A)をうけた。
研究成果の報告 「『怪談名香冨貴玉』再考−明和期における怪談集の一動向−」(単著)語学と文学
第21号 10〜35頁(1991年)
「清涼井蘇来の著作をめぐって」(単著)雅俗 第3号 108〜128頁(1996年)
「『怪醜夜光魂』の成立について」(単著)語文研究 第86・87号 129〜138頁(1999年)
キーワード 浮世草子、読本、怪談
(2) 研究題目 近世説話についての研究
研究の要旨 特に、近世期の説話集の一典型であるとされる『新著聞集』についての研究。『新著聞集』と、その原初的な作品である『古今犬著聞集』『続著聞集』とを比較検討し、『新著聞集』の成立の背景について考察した。また、近世中期の奇談本である『本朝国語』における『新著聞集』の影響について考察した。
研究成果の報告 「『新著聞集』の成立―『犬著聞集』『続著聞集』との関連から―」(単著)語文研究
第62号 27〜38頁(1986年)
「『本朝国語』と『新著聞集』」(単著)語学と文学 第30号 35〜46頁(2000年)
キーワード 近世、説話、説話集
(3) 研究題目 近世の実録体小説の研究
研究の要旨 下記の著書のうち、「第5章文学 第2節俗文学 1実録」を分担執筆。『北野実伝記』に代表される 「天神伝」の実録体小説と、『寛永箱崎文庫』に集大成される「黒田騒動」の実録体小説をとりあげ、それぞれの実録への生長変化の様相を考察した。
研究成果の報告 『福岡県史 通史編 福岡藩 文化(下)』(共著)ぎょうせい 157〜189頁(1994年)
キーワード 近世、実録体小説、実録
(4) 研究題目 近世期における古典享受史
研究の要旨 特に、近世初期における国学以前の『伊勢物語』の享受史についての研究。延宝期の注釈書である『伊勢物語秘訣抄』について、その中にきわめて評価できる文学観が窺えることを考察した。
研究成果の報告 「『伊勢物語秘訣抄』について―延宝期の古典享受―」(単著)語文研究 第68号 26〜40頁(1989年)
キーワード 近世、古典享受、伊勢物語
(5) 研究題目 静観房好阿についての研究
研究の要旨 下記の著書のうち、静観房好阿『疱瘡禁厭秘伝集』を分担執筆。『疱瘡禁厭秘伝集』を翻刻した上で、同書の諸本について詳細に調査・検討を行った。また、静観房好阿の出自と同書との関係について考察した。
研究成果の報告 『雅俗文叢 中野三敏先生古稀記念資料集』(共著)汲古書院 145〜159頁、673〜681頁(2005年)
キーワード 談義本、奇談、静観房好阿

最終更新日時: 2011年7月1日16時51分