九州女子大学・九州女子短期大学研究者総覧

氏名 なかの ひでこ
中野 秀子
NAKANO, Hideko
e-mail nakano@kwuc.ac.jp
Web page http://nakano4.jinbun.kwuc.ac.jp
職名 教授
所属 共通教育機構
主要担当科目 英語科教育法III,IV、英語音声学I,II、異文化間コミュニケーション、卒業研究演習I,II,III,IV,キャリアデザインI、II,III,IV,TOEIC-I,II,総合英語II-A,B
現在の専門分野 応用言語学、英語教育学、CALL、 ESP、英語音声学、言語心理学
オフィスアワー 火曜4限
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経歴
最終学歴 福岡教育大学修士課程修了
学位 教育学修士
職歴 九州大学工学部文部技官教務員
九州共立大学工学部講師
九州共立大学工学部准教授
九州女子大学准教授
九州女子大学教授
学会及び社会における活動状況
主要所属学会 大学英語教育学会、全国英語教育学会、外国語教育メディア学会、九州沖縄英語教育学会、東アジア英語教育学会、Asia TEFL、EuroCALL、小学校英語教育学会、日本神経学会
社会的活動 基調講演(2002年5月、Yonamu英語教育学会、釜山)、学術講演(2005年11月、大学英語教育学会九州沖縄支部主催、西南学院大学)、通訳ボランティア(1998年、下関市)
大学英語学会社員、大学英語教育学会九州沖縄支部企画委員、LET全国紀要編集委員、LET九州沖縄支部運営委員、LET九州沖縄支部紀要編集委員
研究活動
(1) 研究題目 英語リズムパターン学習過程における脳波変化(科学研究費萌芽研究補助金,2003,分担)
マルチメデイア教材を用いた英語リズム学習過程における脳内変化と学習ロボットの開発 (科学研究費基盤B補助金,2005-2007,分担)
研究の要旨 英語のリズム習得時における学習者の脳変化をEEG(脳波)を測定し、その特徴を調べ特にθ波の特徴について研究しています。小学校英語教育の効果的教授法、教材開発、マルチメディア教材の効果的教授法にEEGなどによる脳内変化の研究にもとづいた知見を踏まえたscientificな研究を展開しています。Nakano(1997)が考案したJazz Chantsリズム教材を使って英語学習者の英語リズム習得時における脳内変化を調べた。前頭葉におけるθ波の増加に特徴が見られ、α、β波の増加は低かった。また、リズム訓練は英語リズム習得に効果的であったことも示した。
さらに、右利きの被験者全てが英語リズムを習得したとき(すべての英文を口頭でリズムにあわせて正しく再生できたとき)θ波のパワーが最大になった。この現象は前頭葉のFmθと呼ばれる領域で最も顕著であった。どの被験者の場合もθリズムは最大になった後で下がる傾向が見られた。これは被験者がリズムパターンの習得後、リズム再生が自動化したことを示唆している。
この所見はすでに英語リズムを習得している被験者(語学留学から帰ってきたばかりの被験者とインドからの留学生)では見られなかった。これらの結果から脳内でのリズム学習における短期記憶から長期記憶に移行するモデルを提示した。また、長期記憶の観点から6ヶ月後に同様にリズムの再生実験を行なったが、リズムの再生の自動化は再現された。
研究成果の報告 Brain activation patterns in L2 English rhythm acquisition
IATEFL Research News (2005 ) 15, 48-51.
Analysis of Fm Theta Rhythm in L2 English Rhythm Acquisition.
Annual Review of English Learning & Teaching (2004 ) 9, 9-16.
The Development of EEG Pattern Recorded at 8 Electrodes in L2 English Rhythm Acquisition Process
LET Bulletin (2005 ) 42.
Brain Activation Patterns on L2 English Rhythm Acquisition
Proceedings of 2004 International Association of Teaching English as Foreign Languages(IATEFL),UK (2004 ) 91.
キーワード EEG, シータ波、英語リズム、ISI、活性化、語彙習得 、知覚情報処理
(2) 研究題目 脳内変化の研究に基づいたESP教材の開発と効果的授業法の研究
脳波パターン解析に基づいたマルチメディア教材の学習効果の比較:語彙習得に関して
研究の要旨 前頭のθ波に注目して、学習との関係を調べ、学習者の学習中の英語教材の違いによる特徴を調べ効果的学習法、教授法について研究している。
研究成果の報告 中野秀子「人はどのように語彙を記憶するか:脳波の実験から見えてきたこと」英語教育2007年2月号, 大修館書店, Vol.55, No.13, 14-16.
キーワード Fmθ、長期記憶、語彙修得、ワーキングメモリ
(3) 研究題目 CALL教材の開発とその利用
研究の要旨 CALL教材の開発とその効果的教授法の研究をしている。企業と共同で開発したウェブ教材Web-Englishの特徴と構築されているコンテンツ(文法編、会話編、技術英語編、工業英語模擬試験編)と機能を紹介し、その利用法および、実践報告とその効果を示した。このウェブ教材には教材作成機能・クラス管理・成績管理・レポート提出機能・掲示板形式のフォーラムによるコミュニケーション機能などがある。
研究成果の報告 NAKANO, Hideko. (2004)「Web-Englishを利用した英語教育」LET Kyushu-Okinawa Bulletin, 5, 13-21.
中野秀子(監修)(2004年4月)「Web-English」(株)イー・フォーレスト。
Hideko Nakano(2003年)Multimedia CALL Materials for ELT: Theory and Development English Language Teaching, Pan-Korea English Teachers Association , 15, 71-87.
中野秀子、奥田裕司、R. Williamson(2004年5月)コンピュータを利用した英語リズムパターン学習におけるリズム提示の視覚・聴覚効果の分析. Computer & Education, 16, 95-101.
中野秀子「Web-English’を利用したリメディアル英語教育 」、LET Kyushu Bulletin (2005 ) 4, 11-19.
中野秀子(2007年8月)Web教材の効果的ブレンド学習, 第33回全国英語教育学会大分研究大会発表論文集(2007, Ohita),pp.76-80.
中野秀子(2004年7月) Web-English’を利用したリメディアル英語教育−リメディアルから実用へー. LET第44回全国研究大会、福岡.
キーワード CALL,視覚・聴覚効果、Web-English
Web-English,
ブレンド学習
(4) 研究題目 「ESP教授法に基づく大学専門英語教育のための効果的シラバスデザインと教材開発の研究 」(科学研究費基盤C補助金, 2003-2004,分担)「ESP教授法に基づくシラバスを実現するための工学系学生用CALL教材開発と効果的授業法の研究」
研究の要旨 平成17年度科学研究費補助金基盤研究(C)「ESP教授法に基づくシラバスを実現するための工学系学生用CALL教材開発と効果的授業法の研究(課題番号17520407)の研究において、海外進出企業と北米IT企業の工場取材とインタビュー資料を基に工学部英語教育教材を作成しCALL教材を作成した。この教材をWebで運営し久留米工業大学と九州共立大学の講義で利用した。CALL教材と同一の内容のテキストベースの教材を作成しCALL教材とTEXT教材のブレンド学習の効果を調べた。さらに、アンケート調査を行ない、CALL教材とTEXT教材のどちらを先に学習したほうが効果的かパイロットスタディを行なった。
研究成果の報告 論文
山内ひさ子、中野秀子、小田まりこ(2008年3月)「ESP教授法に基づくCALL教材の共同開発と利用」LET Kyushu Bulletin, 7.
中野秀子(2006年3月)「授業におけるCALL教材の効果的利用:ブレンド学習のパイロットスタディ」ESPの研究と実践, 大学英語教育学会九州沖縄支部ESP研究会編, 6, 2007, 67-77.
山内ひさ子、中野秀子、小田まり子(2006年9月)ESP 教授法に基づく工業系学生用CALL教材の開発, 第45回大学英語教育学会全国大会発表論文集(2006, Osaka),pp.126-129.
口頭発表
「効果的授業のサポート:アメリカの大学の実践例」(平成20年9月)第47回大学英語教育全国大会,早稲田.
キーワード ESP, シラバス、教材開発、ニーズ分析, CALL, 授業法
(5) 研究題目 効果的リズム教材の開発と小学校英語教育の研究
研究の要旨 りズム訓練にJazz Chants (Graham, 1990)を修正したリズム教材を開発した。この教材はリズムパターンがドラムによるビート音によって強調され、ISI(Inter-stress Interval)中の非強勢の数が徐々に増えるように作られたものである。まず、9歳前後と13歳前後群に上記リズム教材を使ってリズム訓練を行い、継続時間を測定し短縮率を求めた。その結果、若年群の短縮率が高く、早期英語教育の重要性とリズム教育の効果を示した。また、L2にリズム訓練をするとリスニングおよびスピーキング能力が向上することを実験によって示し、production/perception能力養成にリズム訓練が効果的であることを示唆した。
リスニング・クローズ・テストの開発
クローズ・テストが学習者の会話能力と高い相関があるという研究(Brown,1980)を踏まえて、従来のWritten Formを発展させた音声のみの独自のリスニング・クローズ・テストを開発し、オーラル・コミュニケーション能力との間に高い相関関係があることを示した。オーラル・コミュニケーション能力の評価テストの参考値として利用している。
研究成果の報告 NAKANO, Hideko. (1996) “Listening Conversational Cloze Tests and Oral Communication Ability” Language Laboratory, 33, 47-61.
NAKANO, Hideko. (1977).“An Effect of Rhythm Instruction on Production Ability of Japanese EFL Learners” 全国英語教育学会研究紀要, 8, 81-91.
キーワード 早期英語教育、小学校外国語活動、英語リズム、電子黒板を利用した教材の開発とその利用

最終更新日時: 2011年8月2日18時7分